【戦評】第52回山日YBS杯ママさんバレーボール大会

第52回山日YBS杯ママさんバレーボール大会

《 戦評 》
▼決勝戦
都留愛球 2-1 春日居ベリー

▼会場
緑が丘スポーツ公園体育館

▼日時
2024年11月20日(水)
12:41~14:00

▼審判
主審:大輪 年美
副審:小林 ほみえ
記録:遠藤 朋子

▼戦評
3年ぶり2度目の頂点を狙う春日居ベリーと初の決勝戦に臨む都留愛球との対戦となった。春日居ベリーは、昨年までの両エースの小山田・高野が不在の中、粘り強いレシーブ陣とベテラン根津を中心としたアタッカー陣を、出産後今大会から復帰したセッター金山がリードする。対する都留愛球はレフトから宮下、ライトセミから山口の力のあるスパイク。守備は入倉を軸に拾って繋ぐ。1セット目中盤まではお互いにチームのカラーを出しながら試合を進めていく。春日居ベリーの齊藤、都留愛球の山口。両エースの打ち合いが見ごたえがある。試合をリードしていったのは都留愛球。一度は追いつかれたが、均衡した試合の最後は、都留愛球の佐藤のブロックで決着がついた。

第2セットも都留愛球が先行していく。なかなか波に乗れない春日居ベリーだったが、中盤以降、有賀の速攻とサービスエースで連続得点したり、都留愛球の山口のスパイクをブロックでとめた。大盛り上がりの春日居ベリー。橘田のサービスエースで逆転。20-19とセットポイントを先にとった。何とか3セットに持ち込みたい春日居ベリーと試合を決めてしまいたい都留愛球。両チームのエースの意地の見せ合いでデュースを繰り返したが、春日居ベリーが第2セットを奪い返した。

1-1運命の第3セットは、春日居ベリーのリードで中盤まで試合が進んでいった。2セット目にブロックでとめられていた都留愛球の山口は、力で押し切る攻撃だけでなくコートの前後や幅を使った攻撃を加えてきた。荒井のサービスエースで同点とし、徐々に点差を広げていき、試合に終止符を打ったのはやはり山口のスパイク。郡内地域、東桂クラブA以外のチームが優勝を決めた瞬間だった。初の決勝戦進出・初優勝と素晴らしい結果を残した都留愛球だった。感動をありがとう!

豆情報:都留愛球 山口の実家は春日居にあり、母・兄・義姉・姉・甥みんなバレーをしています。子供のころから一緒にバレーをしてきた春日居ベリーのチームには・・・実の姉がコートでプレーをしていました。最後の挨拶では「お世話になりました~」と姉妹で握手をしていました。(笑)

記載者 有泉 千織

▼都留愛球の皆さん